今や1人1台は持っている携帯電話ですが、シニア層はまだまだスマホよりガラケー派の人も多いと思います。
うちの義母(70代)もずっとガラケーを使っていました。
- スマホが使いこなせるか自信がない
- スマホは高いイメージがある
こんな悩みがあり、スマホが気にはなるけどガラケーからなかなか変更できずにいたようでした。
ワイモバイルの「かんたんスマホ」なら60歳以上は通話無料というキャンペーンをやっているのを知り、このたび晴れて義母(70代)がスマホデビューしました。
ワイモバイル「かんたんスマホ」の
- 口コミ
- 料金
- 良かった点
- ちょっと気になった点
などについて率直にレビューします。
\60歳以上は通話無料/
目次
ワイモバイルのかんたんスマホの口コミ

実際に「かんたんスマホ」を使っている義母の感想と、操作してみた私の感想もまとめたので参考にしてみてください
実際に「かんたんスマホ」を使っている義母(70代)の感想
実際にガラケーから、かんたんスマホに変えた義母の感想です。
ちなみに義母はこんな人。

- 画面や字が大きく見やすい
- (物理)ボタンがあるのは安心
- 思ってたより月額料金が安かった
- ガラケーに比べて大きくて持ちにくい
- 横のボタンを知らないうちに触ってしまって、いつの間にかマナーモードになってる
- LINEとメールの違いがよくわからない
「かんたんスマホ」を操作してみた私の感想
契約から初期設定まで、嫁の私が付き添ってレクチャーしたので、操作してみた私の感想です。
- 物理ボタンがあり、ガラケーからの移行にはわかりやすい。
- 物理ボタン以外は他のスマホとあまり変わらない。画面もスッキリしてて見やすい。
- 義母は通話メインなので、60歳以上通話無料はかなり助かる。
- LINEがはじめから入ってるのが便利。Google playでアプリの追加ができる点も高評価。
- 迷惑電話対策や電話サポートなど、シニア向けの機能が充実してる。
- 機種自体のスペックは高くはないけど、シニアのエントリーモデルとしては充分。
- 一括で払う場合の本体代金6万円は高い(月額割引があるので実質支払いは2万円ほど)
- 料金プランが複雑でわかりにくい。高齢者1人で理解できるのか?
- 店頭で詳しく使い方を教えてもらえるのか謎
実際にかんたんスマホを触ってみた評価は90点です。
機種自体は画面も5インチと大きく、使いやすいと感じました。
物理ボタンがあるので、とりあえず困ったら「ホームボタンを押す」で解決できます。
「かんたんスマホ」ユーザーの口コミ
ほかのかんたんスマホユーザーはどう評価してるんでしょう?
価格.comでのレビューから、ユーザーの口コミをピックアップしてみました。
- 通話し放題プランは通話料を気にせず電話できると喜んでいる。
- 3つの物理キーのおかげで主要操作を迷わず開始できます。
- 迷惑電話対策として、本体の連絡先に登録されていないところからの電話でも、タウンページの情報から相手を表示する機能があり大変役立っています。
- 操作や設定がわからないときに「押すだけサポート」を何度か利用している。親切に教えてもらえるようで、その度に問題が解決しているらしい。
- 電話かけ放題無料、端末代金分割でも3000円ちょっとで所有できるスマホはこれ以外にはありません。
- iPhoneの方がずっとわかりやすい。
- やはりガラケーと比べてしまうと重たいと言っており、近所に行くときは持っていかないことも。
- 「フォルダ」など、高齢者に耳慣れない言葉が結構使われている。
- メール作成中にホームボタンを押すと、確認なしに下書き保存される。
- 着信があったときの反応が遅い。
いい口コミは、やはりシニア向けのサービス面が評価されています。
残念な口コミは、他機種のスマホを使ったことがある人からすると、かんたんスマホは使いにくさを感じるようです。
ワイモバイル「かんたんスマホ」の機種代金と月額料金
かんたんスマホの機種代金
かんたんスマホの機種代金については
- 一括払い
- 分割払い(24回)
が選べます。
機種代金が55,700円(税抜)と高額ですが、「月額割引」というサービスで月額料金から1,500円(税抜)割引されます。
そのため、実質総支払い金額は19,700円(税抜)です。
一括で購入しても、24ヶ月間は「月額割引」が適用されるので、トータルで払う機種代金は分割と同じです。
※価格は税抜表示
※オンラインストアで購入した場合
通常価格 | 月額割引 | 実質価格 | |
一括払い | 55,700円 | 1,500円✕24回 | 19,700円 |
分割払い | 頭金500円+ 2,300円✕24回 |
1,500円✕24回 | 頭金500円+ 800円✕24回 |
かんたんスマホの月額料金

かんたんスマホの月額料金は、ワイモバイルの店頭の張り紙だと「2,486円~」と紹介されています。
義母の場合の、店頭見積もり内容が下記です。
※価格は税抜表示
内容 | 料金 | 備考 |
スマホプランS | 2,980円 | |
ワンキュッパ割 | △1,000円 | ※1年間 |
家族割引 | △500円 | |
故障安心パックプラス | 690円 | |
データ増量オプション | 0円 | ※2年間・通常500円 |
スーパー誰とでも定額 | 1,000円 | |
60歳以上通話ずーっと無料キャンペーン | △1,000円 | ※次回機種変まで適用 |
機種代金分割 | 2,300円 | ※24回 |
月額割引 | △1,500円 | ※24回 |
ユニバーサルサービス料 | 3円 | |
合計月額料金 | 2,973円 | ※税込(8%)で3,210円 |
- スーパー誰とでも定額→60歳以上無料
- 家族割引が適用→月額500円割引
- 故障安心パックに加入→月額690円上乗せ
- 機種代金を一括にするか分割にするか
上記の条件で月額料金は変わってきますので、参考にしてみてください。
- ワンキュッパ割は1年間のみ。2年目は料金が1,000円上がります。
- データ増量キャンペーンも2年間のみ。3年目からは別途500円(途中で外してもOK)
- 3年目以降は機種代金を払い終えた分、安くなります。
- そのほかに、初月のみ契約事務手数料3,000円(税抜)が必要です。
また、ワイモバイルの家族割引の範囲は以下のようにかなり広いです。
- 一緒に暮らす家族
- 遠くの親戚(親等数の制限なし・別住所可)
- 同居中の恋人(同一住所・別姓可)
親戚に聞いてみれば、意外とワイモバイルユーザーが見つかるかもしれません。
今回は義妹がワイモバイルで、義母との家族割引が適用になりました。
ワイモバイル「かんたんスマホ」のレビュー。シニアに特におすすめの理由
ワイモバイルのかんたんスマホ、端末も使いやすく、シニア向けの機能が備わっていてかなり使いやすいと思いました。
特にかんたんスマホがシニアのスマホデビューにいいな、と思った点を紹介します。
60歳以上は通話無料

なんで今回ワイモバイルにしたかというと、この「60歳以上通話ずーっと無料キャンペーン」があったからにほかなりません。
ワイモバイルは通常でも、10分までは通話無料なんですが
- メールがめんどくさい
- 電話をよく使う
というシニアには、60歳以上無料はなんともありがたいキャンペーンです。
「60歳以上通話ずーっと無料キャンペーン」は次回の機種変までずっと適用されます。
文字が大きく、画面も見やすい

かんたんスマホを触ってみて思ったのは「字が大きい」こと。
アプリが並んだトップ画面も、シンプルで見やすいと思いました。
物理ボタンがある

物理ボタンは、スマホを使ったことがある人にはどうも不評なようです。
ただガラケーから移行してきた義母には、馴染みがあってわかりやすいようでした。
「電話」「ホーム」「メール」と主要な機能はボタンがあるので、とにかく途中でわからなくなったらホームボタン押せばなんとかなる!とう安心感があります。
着信や未読メールがあると、ボタンがピカピカ光ってお知らせしてくれます。
よく使う連絡先をショートカット登録できる

かんたん携帯(ガラケー)によくある、連絡先のショートカットボタンがかんたんスマホにもあります。
4件まで連絡先を登録することができるので、シニアにはかなり重宝する機能です。
メジャーなアプリは最初からインストール済
「LINE」「Google map」「YouTube」「天気」などは最初からインストール済。
なぜかシニアが好きな「歩数計」もちゃんとついています。
トップページはこんな感じです。

playストアも通常のAndroidスマホと同じで、ゲームなどもインストールでき、いろんな機能を追加できます。

ホーム画面2ページ目はこんな感じ。

「Yahooニュース」「Yahoo乗り換え案内」「Yahooショッピング」など、Yahoo系のサービスがいくつか最初から入っています。
「京セラスマホ教室」という、かんたんな使い方ガイドも入っていて親切です。

なにげにワンセグ対応で、テレビも見られます。
「押すだけサポート」がすごい

かんたんスマホ標準サービスの「押すだけサポート」
スマホの操作などに疑問があったら、このアプリを開けば解決してくれます。
それでもわからなければ、「かんたんスマホカスタマーセンター」に電話をかけて聞くことができます(通話料・サービス料無料)
実際にわからないことがあり電話してみました。
最初に本人確認がありますが、隣に本人がいれば嫁の私が応答しても大丈夫でした。
専門オペレーターが丁寧に教えてくれる
リモートで遠隔操作してくれる
料金は無料
「リモートサポート」を使えば、自分でスマホを触らなくても、オペレーターさんが解決してくれました。
終了後に、ワイモバイルからアンケートのメールが届きました。
迷惑電話対策で安心
高齢者をねらった振り込め詐欺やスパムメールなども気になりますよね。
ワイモバイルのかんたんスマホには「迷惑電話対策アプリ」が標準装備されています。

危険な電話やSMSには警告文が出る
かかってきた電話・SMSをデータベースに照会し、ブラックリストに登録されている番号の場合は警告を表示。
またブラックリストに登録されている番号に電話をかける際も同様に警告が出ます。
と思ってましたが、契約後わりとすぐにあやしい番号から着信があったようです。
着信履歴にも「この番号危険だよ」のマークが出てました。

この電話番号をネットで検索してみたところ、闇金業者の電話番号のようでした。
(もちろん義母が借金しているとかではないです)
すぐさま「拒否リスト」に登録しました。

電話帳に登録していない番号でも発信者名が表示される
知らない番号から電話がかかってきたら、ちょっと取るの怖いですよね。
公的機関・飲食店・病院などは、ハローページの情報をもとに発信者名が表示されます。
電話帳に登録してなくても、「〇〇市役所」や「〇〇病院」と名前が出るんです。
ワイモバイル「かんたんスマホ」を購入する際に注意する点
ワイモバイルのかんたんスマホを購入した際に、ちょっと気になった点について書きます。
2年縛りがある
かんたんスマホは2年間の契約更新です。
更新月以外の月に機種変したりすると、お金がかかります。
また、2年以内に解約すると端末の割引はなくなると説明を受けました。
データ増量は本当に必要か見極める
ワイモバイルでは今「データ増量無料キャンペーン」というのをやっています。
Sプランの場合通常2Gですが、無料で1G増量してくれて3G使えます。
ただこのキャンペーンは2年間のみで、2年を超えると月額500円かかります。
「2年後なんて忘るわー!」という人ははじめから外しておくといいかも
故障安心パックプラスを付けるか否か
店舗では否応なしにつけられた「故障安心パックプラス」というオプション。
端末購入時しか加入できないとのことで、念の為つけました。
月々690円と高い分、保証内容は幅広いです。
- 故障保証サービス
- 破損保証サービス
- 故障交換サービス
- 水濡れ・全損保証サービス
- 盗難・紛失保証サービス
- 電池パック無料サービスまたは内蔵バッテリー交換修理割引サービス
- セキュリティトラブル保証
- データ復旧支援サービス
全部無料ではなく、一部有料のサービスもあります。
充電器はつかない
かんたんスマホには充電器はつきません。別売りです。
知らなかったので、店頭でソフトバンク・ワイモバイル純正の充電器を購入しました。

一括払いで、税込3,330円でした。
月々の携帯代と合わせて、24回分割払いもできるとのこと。
充電器は「Type-C」が使用できるので、純正品にこだわりがなければネットで買ったほうが安いです。
紙の請求書は有料
基本的には月々の料金などは、ネットで「My Y!mobile」
にログインして確認します。
今やネットで明細を見るのは当たり前ですが、シニア(義母)にはちょっと難易度が高いようです。
かんたんスマホは店舗で買う?オンラインストアで買う?安いのはオンラインストア
ワイモバイルの「かんたんスマホ」を購入できるのは
・ワイモバイルの店舗
のどちらかになります。
少しでも料金を安くしたいならオンラインストアをおすすめします。
なぜなら店舗とオンラインストアでは、同じ値段ではなかったからです。
契約した後に知ったんですが、店舗で購入の場合は「頭金」という名目の店舗へ支払う販売手数料が上乗せされます。
これは各大手携帯会社のショップや、家電量販店でも同じです。
店舗ごとに金額は違うようで、ネット調べだと3,000~10,000円ほど「頭金」として上乗せされるようです。
ワイモバイルのオンラインストアで購入する場合も頭金はかかりますが、500円です。
- 3ヶ月間Mプランへ加入すること
- 3ヶ月間「Enjoyパック」(有料オプション)をつけること
を条件に、頭金は実質4,000円ほどになりました。
私が無知だったために先方のいいように契約してしまい、頭金の件だけはちょっとモヤモヤが残ってしまいました。
ただ店舗の場合は対面で相談ができたり、初期設定をやってもらえたりします。
その分の手間賃を払うと割り切れるなら問題ないと思います。
店舗・オンラインストアのそれぞれのメリットデメリットをあげてみましたので、好みにあった方法での購入を検討してみてください。
説明を聞きながら購入できる
初期設定まで店員さんにやってもらえる
契約時の支払い方法に口座振替が選べる
頭金が高い(3,000~10,000円程)
いらないオプションをすすめられる
近くに店舗がない場合がある
時間がかかる
頭金が500円と安い
24時間365日好きな時に購入できる
チャットで相談できる
オンライン限定でお得なキャンペーンをやっている時がある
初期設定を自分でやる必要がある
契約時の支払い方法は、クレジットカード払いしか選べない
初期設定は説明書にも書いてあるので、スマホをさわったことがある人なら、説明通りにやっていけば問題ないと思います。

かんたんスマホはAndroidなので、ガラケーからのデータの移行はSDカードで行えました。
赤外線通信もできます。
店舗での実際の契約時間ですが、契約・初期設定・データ移行でだいたい2時間くらいでした(待ち時間含めず)
かんたんスマホと合わせて用意したいもの
かんたんスマホは本体しかありませんので、付属品は別途購入しました。
店舗でも購入できますが、ネットのほうが種類も豊富で安いです。
充電器
かんたんスマホの充電器は「Type-C」です。
充電器がついてないと知らなかったので、店舗で純正品を3,330円で購入しました。
ネットの方が安いので、事前に購入しておくことをおすすめします。
保護フィルム
キズ防止のためにも、保護フィルムはあったほうがいいと思い購入しました。
到着まで数日かかるので、充電器と同じく事前に購入しておくことをおすすめします。
故障安心パックに入らないなら「絶対画面を割らない!」位の気持ちで、強化ガラスのフィルムがおすすめ。
SDカード
ワイモバイルかんたんスマホは、SDカードで容量を増量できます。
本体の容量がそんなに大きくはないので、写真などはSDカードに保存するようにしたほうがいいです。
- 本体の容量・・・32G
- SDカード(microSDXC)・・・最大256GBまで可能
ケース
ワイモバイルかんたんスマホ用のケースも、たくさん種類が出ています。
シンプルが良ければクリアタイプ
カード類がはさめる手帳タイプも豊富です。
義母は「横のボタンを知らないうちに押してしまう」と、手帳タイプのケースを購入しました。
ストラップ

実はかんたんスマホにはガラケーのように、ストラップをつける場所があります。
落下や紛失が不安な方には首から下げれるネックストラップも合わせてどうぞ。
ワイモバイル「かんたんスマホ」まとめ
ワイモバイルの「かんたんスマホ」について、レビューしました。
店舗での契約に多少モヤッとした部分はあったものの、かんたんスマホ自体はサービス・本体ともに、シニアのスマホデビューには最適だと感じました。
- 60歳以上は通話無料
- 文字が大きく、画面も見やすい
- 物理ボタンがある
- よく使う連絡先をショートカット登録できる
- メジャーなアプリは最初からインストール済
- 「押すだけサポート」がすごい
- 迷惑電話対策で安心
と言っていた義母ですが、今はLINEのビデオ通話がかかってきたり、ネットで情報を調べたりしています。
教えてあげれば、一生懸命メモを取ってどんどん吸収していき、すごいな~と感心します。
もし「高齢だからスマホなんて無理だ」と最初から諦めてしまっているなら、本当にもったいないと思います。
\60歳以上ならずっと通話無料/